
「税理士事務所って、いつが一番忙しいんですか?」
そう聞かれることが多いですが、私たちのカレンダーで本当の山場といえば、間違いなく12月から3月にかけて。 世間が年末年始や春の訪れを祝う裏側で、事務所内は1年で最もシビアな「超・期限集中期間」に突入します。
今回は、知られざる繁忙期の舞台裏を少しだけご紹介します。
12月|年末調整で“1年の給与を締める”
12月の税理士事務所は、まずここから始まります。
主な業務
- 年末調整の計算
- 扶養・保険料・住宅ローン控除の確認
- 給与データの最終チェック
この時期は「1年分の給与と税金を正しく締める」作業。
書類が1枚足りないだけで、
・税額が変わる
・後から修正が必要になる
ため、確認作業にかなり神経を使います。
1月|提出ラッシュと“期限地獄”
年が明けると、事務所の空気は一段階ピリッとします。
主な業務
- 源泉徴収票の作成・交付
- 法定調書の作成・提出
- 償却資産申告書
- 給与支払報告書の提出
1月はとにかく提出物が多い。しかも、どれもが「期限厳守」。
この時期は
・ミスが許されない
・遅れたらアウト
というプレッシャーの中で、淡々と処理を進めます。
2月|確定申告、静かなる開幕
2月に入ると、いよいよ確定申告モード。
主な業務
- 個人事業主・不動産所得者の申告
- 医療費控除・住宅ローン控除
- ふるさと納税の整理
この時期はまだ比較的落ち着いていますが、「このあと確実に忙しくなる」ことが分かっている期間。
そのため、
・早く出せる申告は先に仕上げる
・不明点は先に潰す
など、3月を見据えた動きになります。
3月|確定申告のピーク、フル回転
3月は、繁忙期のクライマックス。
主な業務
- 確定申告書の最終仕上げ
- 駆け込み相談への対応
- 修正・差し替え対応
この時期はよくある光景がこちら。
「実はこの収入、出してなかった…」
「この経費、今から入る?」
「ギリギリだけど何とかならない?」
正直に言うと、体力と判断力の総力戦です。
それでも、「今できる最善は何か」を考え続けるのが税理士事務所の役割です。
12〜3月の繁忙期に共通していること
この4か月間に共通するのは、
- 期限が絶対
- 作業量が多い
- 判断ミスが致命的
という点。
そのため事務所内は、
- 静か
- 会話は少なめ
- でも全員フル集中
という独特の空気になります。
最後に|繁忙期は「裏側で支える時間」
12月〜3月は、税理士事務所にとって 一年で最も神経を使う季節。
派手さはありませんが、会社や社長、個人事業主の数字と将来を、裏側から必死に支えています。
もしこの時期、「連絡が少し遅いな」と感じたら、それは本気であなたの申告と向き合っている最中かもしれません。
【早めのご相談がおすすめです】
税務のご相談は、12月に入る前のタイミングが、最も余裕を持ってお話を伺えます。
「これってどうなるの?」と気になることがあれば、ぜひお早めにご連絡ください!

