クラウドファンディング助成金を活用して、資金調達にチャレンジしませんか?

クラウドファンディングを活用して新たな挑戦を始めたい方へ。
東京都では、クラウドファンディング(CF)を活用した事業に対して、CF事業者へ支払う利用手数料や広報費用等を支援する助成制度を設けています。

新規創業はもちろん、中小企業・小規模事業者の皆様が持つアイデアや事業プランの実現を後押しし、地域経済の活性化につなげることを目的としています。
クラウドファンディングが成功すると大きな資金調達が可能ですが、利用手数料もそれに比例して大きくなります。この制度をしっかりと活用して、負担を軽減することをお勧めします。

令和7年度 クラウドファンディング活用助成金(東京都補助事業HP)

「クラウドファンディング活用助成金」は、いつから始まったの?

東京都によるクラウドファンディング活用助成金制度は、令和2年度(2020年度)から開始されました。​開始当初から、クラウドファンディング事業者に支払う手数料の一部を助成することを基本としています。​この方針は現在も継続されています。​​

制度開始当初は、主婦・学生・高齢者など多様な層による創業や新製品の開発、ソーシャルビジネスへの挑戦を促進するため、クラウドファンディングを活用した資金調達支援を実施していました。​この事業を通じて、クラウドファンディングを広く普及させることも図られました。 ​

その後、令和3年度(2021年度)には、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、助成制度が拡充されました。​具体的には、感染症に伴い発生・顕在化した社会的課題の解決に資するソーシャルビジネスを行う者に対して、手数料の助成率が引き上げられるなどの特例措置が講じられました。

さらに、令和4年度(2022年度)には、「クラウドファンディングを活用した事業の再構築支援」や「クラウドファンディングを活用したDX支援」など、新たな支援事業が追加され、制度の充実が図られています。

このように、東京都のクラウドファンディング活用助成金制度は、2020年度の開始以来、時代のニーズや社会情勢に応じて進化し続けています!
令和7年度の最新情報は、下記リンクからチェックしてみてください!

令和7年度 クラウドファンディング活用助成金(東京都補助事業HP)

そもそも、クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは、インターネット上で不特定多数の人から資金を募る仕組みのことです。

「Crowd(群衆)」+「Funding(資金調達)」を合わせた造語です。

資金調達にとどまらず、マーケティング・PR・ブランディングにもなる強力な手段です。

クラウドファンディングのことをイチから詳しく知りたい!という場合は、ぜひ以下の記事も読んでみてください!クラウドファンディングに詳しい税理士が徹底解説しています。
資金調達の新しいカタチ?中小企業の味方「クラウドファンディング」とは(伊東修平税理士事務所HP>各種情報)

募集要項

申請要件

●東京都内に本店若しくは主たる事業所を置き、東京都内で事業を行う事業者であること(東京都内で事業を行う計画を有する創業希望者・事業者を含む)。

令和7年4月1日以降に、取扱CF事業者のサイトでプロジェクトを掲載し、プロジェクトを成功させた者。

助成金の内容

●助成対象経費

  • 取扱CF事業者のサービスを活用する際に支払う利用手数料
  • プロジェクトページを作成するための費用(画像作成費用など)
  • プロジェクトの広報活動にかかる費用

が対象となります。
※利用手数料は、令和8年3月16日までに支払っている必要があります。

●助成対象となるプロジェクト

①創業
創業者・創業希望者(次のいずれかに該当する者)が実施したプロジェクト与・退職金制度を新たに設け、支給または積立てを実施した場合に助成します。

②新製品・新サービス
新製品・新サービスの創出に挑戦するプロジェクト

③ソーシャル
「  『未来の東京』戦略  」の戦略に寄与するソーシャルビジネスを行う者が実施するプロジェクト

④ソーシャル(コロナ等)
「  『未来の東京』戦略  」の戦略に寄与し、新型コロナウイルス感染症や、ウクライナ情勢、物価・エネルギー価格高騰の影響により発生・顕在化した社会的課題の解決に資するソーシャルビジネスを行う者が実施するプロジェクト

⑤環境配慮
HTT・ゼロエミッションに資する新製品・新サービスの創出に挑戦するプロジェクト

⑥デジタル活用
デジタル技術を活用した新製品・新サービスの創出に挑戦するプロジェクト

⑦事業再構築
事業の見直し・再構築にチャレンジし、事業の継続・発展を図るもの

●助成金額

プロジェクト①~③助成率:助成対象経費の2分の1助成限度額:80万円
プロジェクト④~⑦助成率:助成対象経費の3分の2助成限度額:100万円

クラウドファディングでかかった利用手数料(助成対象経費)が200万円に達した場合は、2分の1が100万円となりますが、80万円まで助成が受けられるという事になります。

申請方法

クラウドファンディングでの資金調達を完了した後、助成金交付申請を行います。

申請の流れ
  • CFサイト掲載
    クラウドファンディングサイトへプロジェクトを掲載
  • 資金提供~資金調達
    プロジェクトが終了し、取扱CF事業者から資金調達を受ける
  • 助成金交付申請
    助成金事業公式Webサイトにアクセスして申請画面へ進む
  • リターン実行
    リターン実行は、事務局への交付申請の前でも後でも構いません。但し、完了報告の前にリターンを完了しておく必要があります
  • 審査、交付決定
    事務局が交付申請の内容を審査し、交付決定を行う。採択の可否はメールで通知されます
  • リターン完了報告、助成金の支給申請
    令和8年3月16日までにリターンを完了し、助成金事業公式Webサイトで完了報告および支給申請を行います
  • 審査、助成金支給
    審査結果と、確定した支給額がメールで通知され、助成金の支給が行われます

 

詳細は、東京都補助事業 当該助成金HPをご確認ください

たくさんのファンを獲得することで成功するクラウドファンディング。資金を提供してくれた人へのリターンも大きくなります。助成金を活用し、手数料の負担軽減を目指しましょう!

申請にはそのほか様々な要件がありますので、必ず下記助成金HPで詳細をご確認の上、計画を進めてください。

★当事務所では、クラウドファンディングの計画立案や実行サポートも行っています。
ぜひお気軽にご相談ください。

キャリアアップ助成金
キャリアアップ助成金の制度や支給要件等について紹介しています。