【徹底比較】freee vs MF(マネーフォワード)｜あなたに合う会計ソフトはどっち？

クラウド会計ソフトの台頭により、会計業務は大きく効率化しました。
どこからでもアクセスでき、テレワークも容易で、クライアントへの報告の手間も減ります。
当事務所では、ほぼ100%がクラウド会計となっています。

当事務所の代表は現役のSEで、自社で会計ソフト「明朗会計」を運営していますが、クライアントの要望から「freee」「マネーフォワード」も利用しています。

税理士目線で、それぞれの会計ソフトの比較をしたいと思います。

🔍 両ソフトのいいところ、悪いところ（私見）
1. 事務所代表・伊東の評価
参考）事務所の会計ソフトのシェア
最後に

🔍 両ソフトのいいところ、悪いところ（私見）

機能としてはどちらにも必要なものはそろっていると思いますが、それぞれの癖があります。
2025年4月の時点で記載しているので、今後解消されていく可能性がありますので、参考に。

	クラウド会計シェア　No.1【freee会計】	クラウド型会計ソフトマネーフォワードクラウド会計
料金	＜年払＞〇スターター　5,480円/月＋従量課金〇スタンダード　8,980円/月＋従量課金〇アドバンス　39,780円/月＋従量課金〇エンタープライズ　お見積り	＜年払＞〇スモールビジネスプラン　2,980円/月＋従量課金〇ビジネスプラン　4,980円/月＋従量課金〇マネーフォワードクラウドERP　お見積り
機能	・会計・給与・請求書・見積書・経費精算・年末調整・勤怠他	・会計・給与・請求書・見積書・経費精算・年末調整・勤怠他
良いところ	👉会計年度をまたいだ入力が可能。特に画面切り替えせずに翌期の伝票入力ができる。 👉前期や翌期の試算表等を容易に表示ができる 👉電子証票（PDF等）を格納したファイルボックス→仕訳への変換が用意（OCRとか）	👉各種連携から作成された仕訳（減価償却・請求書・銀行やカードとの連携・経費精算など）の修正を会計側から可能 👉会計知識がある人にとっては操作が直感的。複式簿記ベースで業務に近い。
良くないところ	💦各種の連携された仕訳が会計側で修正できない。例えば、freee請求書で作成された仕訳について会計側では修正できない。 💦仕訳の入力が特殊。経理の経験がある人からするとすごく使いにくい 💦結構バグが発生する。過去3件ぐらい報告した 💦伝票番号の採番が日＋連番で、伝票日付蛙と整合性が取れない 💦株主資本等変動計算書が自動で作成されない 💦良し悪し両方あるが、取引先・部門・メモタグ等の複数タグがあるがゆえに検索が煩雑	💦事業年度をまたぐと処理が非常に面倒。例えば前期の仕訳をコピーして登録ができない。前期の試算表とかを見るのも事業年度の切り替えが必要。 💦伝票のコピーが振替伝票からしかできない。（freeeは仕訳帳からも伝票コピーできる）
個人的な評価	50点	60点

事務所代表・伊東の評価

freeeの良いところは、電子での証票を会計仕訳に変換するのが容易なところ。
一方、自動で作成された仕訳（売上・減価償却など）が修正できず、訂正仕訳を入れなければいけないのが非常に面倒。また、仕訳の入力の画面が複数あり、例えば取引登録で入力した仕訳は振替伝票に変換できないことも面倒。株主資本等変動計算書、自動で数字反映されないのはなぜ？みたいな不満は多数あります。

MFについては、年度の切り替えが非常に面倒。前年仕訳をコピーできないし、同じアカウントで別ブラウザで開いて比較するとかもできない。ただ、会計に慣れている人からすると、振替伝票の感覚ですべての業務を対応できることから使いやすい。年度の切り替え以外は大きな失点はないと思います。

税理士としての会計実務的にいえば、MFのほうが使いやすい気がします。
freeeはいいところも悪いところもいっぱいある中で悪いところが目立つイメージ。
MFは、年度の切り替えが大きなデメリットですが、そのほかは特に悪いところは見当たらない。

それぞれ良し悪しはありますし、今後様々な機能がリリースされていくと思うので、期待したいところです。

従来はスモールビジネスはfreee、従業員のいる法人はMFをお勧めしていましたが、、最近freeeが値上がりしてきてますのでどうでしょうか。。
どちらも無料トライアルできると思いますので、是非お試しいただくことをお勧めします。