社会保険加入している役員や社員がいる場合、毎年7/10までに、4~6月に支給した給与を年金事務所等に報告する「算定基礎届」を提出する必要があります。
各事務所に紙で送られてくるので、3か月分の給与を記載して送り返せばよいのですが、今回は電子で届け出を出す方法を説明します。
※賞与支払届なども同様の手続きが可能です。

申請の流れ
労働保険などはe-Govだけで作成ができますが、社保の算定基礎などはe-Govの他、届出書申請プログラムが必要となります。
事前準備
1.届出書申請プログラムのインストール
日本年金機構が提供する「届書作成プログラム」をダウンロードしてインストールします。
このプログラムを使用して、申請データ(CSVファイル)と総括表を作成します。
https://www.nenkin.go.jp/denshibenri/program/program.html
2.e-Gov電子申請アプリケーションのインストール
届書作成プログラムで作成したCSVは、e-Govから送信します。
2.アプリのインストール | e-Gov電子申請
e-Govアプリのインストールです。
3.GbizIDの取得
電子申請でおなじみのGビズIDプライムを使いますので、取得をしておいてください。
エラー
CSVファイルの作成
届出書申請プログラムの初期設定

①届け出書作成プログラム
「届け出の作成」をクリック


②所在都道府県と事業所整理記号を入力

※整理記号は、納付書等に記載があります。
③事業所情報設定

従業員の登録
④被保険者情報

画面で編集する
⑤下のメニューの「追加」

⑥社員の情報を登録

⑦一番下の「保存終了」

届出書の編集
⑧上の方のタブから、「算定基礎」を選択

下の「追加」ボタンをクリックする。
⑨被保険者の選択
被保険者整理番号の横の◀▶を押して、従業員を選択する。

⑩給与の金額等を入力して、登録

⑪全員分登録終わったら、「保存・終了」

電子申請用データ作成
⑫データ読み込み

電子申請用から、先ほど保存したデータを読み込む
⑬保存先を指定し、OK

▼そのままOK

⑭総括表の保存

印刷から、PDFまたは紙に保存してください。
e-Govで送信
e-Govの起動
①下の方にある、「GビズIDでログイン」
②ID・PASSを入れてログインする

③算定基礎届を検索


④総括表を入力
届け出書作成プログラムで作成した総括表を基に入力する。

⑤CSVを添付→提出先を選択
下の方にある「添付書類」から、届け出書作成プログラムで作成したCSVを添付する。

書類名はなんでもOK

⑥内容確認→提出

電子申請を活用し、業務効率化&コスト削減を
最近では、一定規模以上の法人は電子申請義務化されています。
中小企業でも、活用すると業務の効率化にもつながり、郵便代も削減できますので、是非電子申請をご検討ください!