
「消費税って、いつから払うの?」
起業したばかりの方や、まだ売上が少ない方にとって、これってすごく気になる話。
今回は、“消費税の納税義務がいつから発生するのか”を、なるべくわかりやすく説明します!
そもそも「消費税を払う」ってどういうこと?
起業して、消費税の納税義務者になると、決算時に消費税の申告納税が必要になります。
納税額 = 売上に関する消費税-経費に関する消費税
例えば、以下の場合、〇万円を納税することになります。
- 売上 2200万円(うち、消費税200万円)
- 経費 880万円(うち、消費税80万円)
- 納税額 200万円-80万円=120万円
※経費の中には消費税のかからない取引もあるので、すべての経費が対象になるわけではありません。
起業するとすぐ納税が必要になるの?
最初からみんなが払うわけじゃない!
【基本ルール】
前々年の「課税売上高」が1000万円を超えると、納税義務者になります。
例)3月決算の会社
- 2023年3月 売上1100万円
- 2024年3月 売上900万円
上記の場合、
- 2025年3月期 → 2年前が1000万円超なので、納税義務あり
- 2026年3月期 → 2年前が1000万円以下なので、納税義務なし
ということになります。
会計年度 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
---|---|---|---|---|
売上高 | 1,100万円 | 900万円 | 800万円 | 1,200万円 |
納税義務 | 無し | 無し | 有り | 無し |
設立1期目・2期目
前々年の「課税売上高」がないことから、納税義務なしになります。
インボイスの登録をすると
インボイスの登録をすると、登録日以降の納税義務は常に有りになります。
つまり、売上が1000万円以下になったとしても、納税義務の免除に該当しません。
消費税に困ったら、税理士に相談を!
消費税は、様々な特例があり、上記以外にも納税義務が発生することがあります。
- 消費税の納税義務はどうなるの?
- インボイスの登録したほうがいいの?
- 申告・納税はどうしたらいいの?
困ったら、是非税理士にご相談ください!
No.6121 納税義務者|国税庁